教育改革の推進

健康管理

園医さんのワンポイントアドバイス

幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
2016年4月 『ご入園おめでとうございます!』
御入園の皆さま、おめでとうございます。
園医をさせて頂いております、宮原小児科医院の宮原でございます。
園児さんやご家族にお役に立てる情報を発信させて頂ければ、と願っております。

インフルエンザの流行は、ほぼ沈静化しておりますが、引き続きお気をつけ下さい。高熱が持続するアデノウイルス、喉の痛みが強い溶連菌感染症、咳、鼻水、喘鳴などがみられるRSウイルス感染症なども、お気をつけ下さい。
ロタウイルス腸炎が流行し始めています。ロタウイルスは年齢が上がるに従い(感染を繰り返すうちに)、症状は軽くなっていきますが、乳児から幼児前半の方は、下痢の回数が多かったり、何日もしつこく続く事がありますので、どうぞご注意願います。
 夜間、熱が高くても、すやすや眠っている場合には、朝まで待って頂いて結構ですが、嘔吐を繰り返す場合は、お家であまり長時間待機するのは良くありません。
下痢の量が毎回多くて、頻繁な場合は、可能な限り、こまめにOS-1などの経口補水液を与えてみて下さい。

夜間や休日に急患センターに受診するかどうか、悩ましい場合には、以下のサイトでおおよその目安を教えてくれますので、ご利用もご検討下さい。
「Online-QQ ウェブサイトこどもの救急」 http://kodomo-qq.jp/

 ワクチンの打ち忘れがないか、小学校入学するまで最低半年に一度は母子手帳をチェックしましょう。この数年間でめまぐるしくワクチンの種類や接種スケジュールが変化しました。シールの貼っていない空欄が多い場合は、かかりつけ医または、宗像市役所こども課にお問い合わせ下さい。

 首都圏では待機児童が相当な数に上っているようです。幸い、宗像市は比較的恵まれている様に思われますが、日本全域で子育てしやすくする必要がありそうです。市町村、県、国の事業に自分の意思を反映させるために、まずできる事は選挙で投票することです。党や立候補者がどのような公約を掲げているのかも、しっかり時間をかけて吟味して、将来意に反する法案が可決されない様に、生活がより良くなるための投票とするべく、お互いにしっかり準備しましょう。

 どうぞ、今年度も一年間よろしくお願い申し上げます。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生
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