教育改革の推進

健康管理

園医さんのワンポイントアドバイス

幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
園医さんのつぶやき 7月号 (その134)【最近の感染症にご注意!】
園医のつぶやき その134

皆様こんにちは。蒸し暑い日が続いていますね。7月は以下の件でお願い致します。
【熱中症の予防】
今年の夏も暑くなると予想されています。また、気温がそれほど高くなくても、湿度が高く、無風に近い場所で長時間活動すると熱中症になりますので、ご注意下さい。激しい発汗が予想される活動の前の水分補給には、OS-1やアクアライトなどの専用の経口補水液が推奨されます。手に入らない場合はアクエリアスやポカリスエットでも代用できない事はありませんが、500mlのペットボトルを1日に何本も飲むと糖質過剰で健康を害する恐れがあるのでご注意願います。また、心臓や腎臓の病気で、運動や水分摂取を制限されている方は主治医の指示に従って下さい。よろしくお願い致します。
【最近の感染症の流行状況】
6月前半まではインフルエンザAが流行していましたが、6月後半からRSウイルスの流行が目立つ様になってきました。胃腸炎ウイルスは、先月から引き続き静かに流行しています。RSウイルスは、成人が罹患すると鼻と喉の境目周辺の痛み、鼻づまり、鼻水、咳の順に症状が進み、発熱は微熱程度です。お子さんの場合は主要な症状は同様で、熱の高さは微熱から高熱まで様々です。特効薬はなく対症療法になり、発病から4日目前後に症状が最もつよくなります。副鼻腔炎や中耳炎を合併する事があり、鼻水が濃く黄色~黄緑色にならないか、耳の痛みを訴えないか、観察して頂けると幸いです。
RSウイルスの迅速検査は、①1歳未満児、②入院が必要な方、③シナジスの接種者、のいずれかが対象になります。
幼稚園、保育所によっては、高熱が4日くらい続くアデノウイルス感染症、高熱は1~2日程度で喉が痛く、真っ赤になる(ならない時もあります)溶連菌感染症が流行しています。また、口の中に水疱(NHKは『みずぶくれ』と説明)ができるヘルパンギーナや、手足と口に水疱ができる手足口病も6月末に再び増えてきました。
これらの病気は、発熱初日に新型コロナ、インフルエンザなどと区別をつけるのが困難で、解熱剤の投与だけで経過観察をお願いすることも多々あります。意識がもうろうとする、飲食が全くできない、などの症状は高次医療機関への紹介をする可能性が高くなりますので、早めの受診または程度が強ければ救急搬送依頼をお勧め致します。
新型コロナウイルスは上記のウイルスたちの流行により目立たなくなっていますが、昨年も7~8月に流行しましたので、今年も引き続きご注意下さい。

【楽しい夏休みを迎えるために】
水難事故の予防、バーベキューの食材や火の安全管理の徹底、ゲリラ豪雨などの災害時の際の避難経路やサバイバルグッズの確認と点検など、お互いに頑張りましょう。まずは7月の中旬まで、夏バテしないようにしましょう。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生
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