教育改革の推進

健康管理

園医さんのワンポイントアドバイス

幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
園医のつぶやき 1月号 その152「インフルエンザの症状が現れたら・・・」
あけましておめでとうございます。

予想よりも早くインフルエンザの流行・大流行が訪れました。起床時に高熱だった方は、数時間後~夕方には抗原検査が陽性になる事も少なくありませんが、午後に発熱した場合、本人の体調の余裕があれば、翌日以降に検査した方が良い印象です。症状につきましては、初日は嘔気が強かったり、実際に嘔吐してしまったりの方が少なくありません。他にも嘔吐する疾患がありますので、診察にご協力願います。また、治療薬(抗インフルエンザ薬)を飲めるか飲めないかの個人差が大きいです。直前に食べたものを吐くようでしたら、無理して内服しなくても良いです。こまめな水分摂取、発汗や寒気への対応をお願い致します。また、治りかけたと思った3~5日目に、再度発熱して黄色い鼻水や痰が出れば細菌感染を重複している可能性を調べる必要も出てきます。受診初日に処方された薬を飲み切る前にもう一度受診された方が良いでしょう。

下の表は令和6年第51週までの6週間の各疾患の定点集計の推移です。インフルエンザや他の上気道の疾患が多いと胃腸炎の集計報告が疎かになりがちです。
実際はもう少し多いかもしれません。ノロウイルスやその類縁ウイルスによる感染性胃腸炎(嘔吐下痢)も、冷え込みで増加します。


下に厚労省からのお知らせを記します。調理、飲食、家庭での対策と消毒方法など良くまとまっておりますので、参考にして頂けますと幸いです。

2024強化期間ノロリーフ 厚労省様web(クリックでpdfが開きます)





それでは、令和7年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生
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