教育改革の推進
健康管理
園医さんのワンポイントアドバイス
幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
園医さんのつぶやき 7月号(その122)【本格的な夏到来!病気や事故にご用心ください。】
【夏の感染症と熱中症対策を】梅雨が予想よりも大幅に早く明けてしまいました。皆様お元気にお過ごしでしょうか?
夏の感染症の定番、エンテロウイルス感染症は、発熱のみ、発熱+口の中だけ水疱が出るヘルパンギーナ、手足口病のおおまかに3パターンあります。迅速検査がありませんので、他の疾患を除外してゆく形になります。今のところ大流行はしていませんが、ご注意ください。他にRSウイルスやアデノウイルス、溶連菌も他の園で少しずつ流行しています。
熱中症に注意しましょう。環境省の「熱中症予防サイト」で、当日の暑さ指数(WBGT)が発表されています。気温、湿度、風速、地面の照り返しで危険性が変わりますので、適度な水分補給と休憩をして、くれぐれも無理をしないようにしましょう。
また、食品が傷みやすい時期です。調理器具の衛生管理と食材をしっかり加熱して、カンピロバクター、サルモネラ、病原性大腸菌などによる食中毒を起こさない様にしましょう。
【新型コロナウイルス関係】
成人のコロナワクチン接種が進み、重症化率が激減しました。皆様の御協力に本当に感謝申し上げます。お陰様で6月前半まで新型コロナ感染者は減少傾向でしたが、残念な事に6月末から未成年を中心に再度増加傾向となっています。ワクチン接種した方の活動制限の厳重さは不要になってきていますが、ワクチン接種できていないお子さん、成人の方々の体調管理には引き続きご注意をお願いします。
【楽しい夏休みのために】
毎年、水難事故予防のお話しをしています。海の離岸流にハマったらあっと言う間に沖に流されます。オリンピック選手でもその流れの速さに勝てないと言われていますので、横に脱出する様に声かけしましょう。また、整備された川遊び専用の場所以外での川遊びは止めましょう。自然の川の流れは非常に複雑で、深みに引き込まれたり、予想以上に低い水温にパニックになりやすかったりします。そして、ため池で釣りをしていて落ちた場合、自力で岸に上がるのは非常に困難と言われています。いずれもライフジャケットの装着、空の2リットルのペットボトル数本、クーラーボックス、長くて太いロープなどを用意して行きましょう。
【結び】
7月10日(日)に参議院選挙があります。比例代表には政党名だけでなく個人名を書くことが出来ます。比例代表の各候補者の主張はネットで閲覧できます。子育てに協力的な候補者を選んで頂き、得票数が多いと、その候補者の意見は無視できないとの事です。どうぞじっくり吟味なさって、投票をお願い致します。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生