教育改革の推進

健康管理

園医さんのワンポイントアドバイス

幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
2月園医さんのつぶやき『子育てって!?』
「残念な夫。」というドラマが放映されています。多かれ少なかれ、男性っていうのは出産後、不安定な状態の女性をイライラさせたり、地雷を踏んだりしているのに気付いていないのでしょうが、玉木宏さんのなかなかの名演に楽しませてもらっています。
私事で恐縮ですが、長男が生まれてやがて20年になります。阪神大震災、インフルエンザの大流行、地下鉄サリン事件と大きな出来事がいくつもあった後、新年度になって少しほっとした所に難産の末生まれました。長男がなかなか外に出てこないのを、妻と産婦人科の先生の共同作業のおかげで、何とか無事に出生しました。
1年くらい前にラジオから「誕生日は、お母さんが頑張った日なんだという事に気づきました」というリスナーのコメントを聴き、次男がわりとすんなり生まれて「今回、楽そうで良かったね」と言った私に、「あんたに陣痛の痛さはわからん」と妻から吐き捨てられ、持ち点がマイナスになったのを思い出しました。
思えば、家事・育児に始まり乳幼児健診、予防接種、入園、入学手続き、幼稚園や学校の会合などすべて妻任せで、何一つ家庭に貢献してこなかったな・・・、と猛省しております。育児・お仕事に奮闘中のお母様たち、お疲れ様&ありがとうございます。
20年以上前私が医師になりたての頃は、数回の診察の途中からお父さんがいらっしゃると、診療に不満をお持ちの場合が多く説明等に緊張したものですが、最近はイクメンの風潮が濃くなったせいか、にこやか~さわやかにお子さんをお連れで、特に土曜日のお父さん付き添い率が高くなり、「お疲れ様です」と心から言いたくなります。最近のお父さんたちは素晴らしい!(中には奥様からの指令で来られている場合もありますが)
 さて、保護者様、幼稚園の先生方のご尽力のおかげで、東海大学付属自由ケ丘幼稚園ではインフルエンザが大流行せずにすみました。本当にありがとうございます。現在のところ宗像市内では大流行しておりませんが、局所的にインフルエンザBの罹患者がおられるようですし、感染性胃腸炎、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス、溶連菌、水痘など種々雑多な感染症が混在しておりますので、引き続きご注意と健康管理に努めて頂きたく存じます。
2月は節分ですね。豆まきで、病気も邪鬼もお外に追い出したいものです。余談ですが、当方の診察室に仮面ライダーV3を置いているのですが、顔が赤いので、豆まきで赤鬼に恐怖を抱いたお子さんが、仮面ライダーV3を見て泣くというケースがございました。今年はトラウマになるお子さんが少ない事を祈っております。
私はこれ以上「残念な夫」にならない様に・・・・、手遅れかも・・・。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生
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