教育改革の推進
健康管理
園医さんのワンポイントアドバイス
幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
園医さんのつぶやき10月号(その113号)【夏休み明けの体調管理について】
彼岸花に続いて、きれいなコスモスが咲いているのを見かけるようになりました。心の安らぎを与えてくれる花たちに本当に感謝です。新型コロナワクチン、個人接種(10月1日現在新規予約受付中止しています)、集団接種(コールセンターにお問合せ下さい)ともに行っておりますが、やっと1回目の順番が回ってきている方や、順番待ちの方も少なくありません。緊急事態宣言が解除されますが、ワクチンをしていない、または出来ない集団にウイルスを持ち込みますと、複数の人に感染させてしまいます。御自身がワクチン完了後2週間以上経っていても、マスク、換気、消毒、密集しないなどの基本的な対策は年末まで続けて頂くつもりでお願い致します。
9月は、季節の変わり目の風邪、発熱だけの夏風邪(エンテロウイルス他)、手足口病、胃腸炎(=嘔吐下痢)、RSウイルス感染症などが、少しずつ流行していました。それぞれ、95%以上の方は自然に回復しますが、水分や食事が十分にとれない、12時間以上排尿がない、高熱が数日以上続いて消耗しているなどありましたら、早めに医療機関に受診されることをお願い致します。
保育園や幼稚園にはあまり多くありませんが、夏休み明け以降、小学生・中学生・高校生に、起床困難、頭痛、腹痛、情緒不安定などの体調不良が続く方がみられるようになりました。一時的に体調を崩しているだけなら心配いりませんが、長期化するようでしたら身体面だけでなく、精神面のケアも必要になってきます。回復まで時間がかかりますので焦らず、かかりつけ医や学校の先生と相談して、本人にもっとも負担がかからない方法を考えてゆく方がより良いでしょう。
日中は残暑がしばらく続くようですが、朝晩涼しくなりました。衣服や寝具の調節が難しいですが、どうぞ風邪をひかないようにお気をつけ下さい。10月12日~15日健診でこども園にお伺い致します。元気いっぱいの園児さんにお会いできるのが楽しみです。よろしくお願い致します。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生