園医のつぶやき　その142

みなさん、こんにちは。早いもので、3月になりました。2月前半まで宗像市内に猛威を振るっておりましたインフルエンザBも、一雨ごとに落ち着いてきた印象です。しかし、まだ感染している人はゼロになっておりませんので、引き続きお気をつけ下さい。

今年は、本当にスギ花粉が多いですね。2月後半からインフルエンザと交代するかの様に、スギ花粉症に悩まされる方々が続々と来られています。しばらく、花粉の多い予想になっているようですので、様々な対策をなさる事を願っております。

　また、溶連菌感染症の方も少し増えてきました。発熱はあまり長引きませんが、喉の痛み、飲み込む時の痛みなどが主な症状で、数日経って細かい発疹が出る方もおられます。治療は感受性のある抗生物質を５～7日程度解熱しても最後までしっかり飲んで頂くことになります。ごくまれに急性糸球体腎炎を合併する方がいますので、発症2週間くらいに検尿をお願いしたりしています。おしっこが赤くなったり、出にくくなったり、体がむくんでこないかも少し気にかけて頂けると幸いです。

　感染性胃腸炎も多数ではありませんが、長く流行が細々と続いております。手洗い、食品の衛生管理など引き続きお願い致します。

年長さん、卒園おめでとうございます。新型コロナによる様々な制限から、徐々にてさぐりで解除、なるべくもとの状況に戻す大変な作業、試行錯誤の真っただ中のこども園生活だったと拝察いたします。園児さん、保護者の皆様、こども園の先生とスタッフの方々本当によく頑張ってくださいました。こころより感謝申し上げます。
4月からは小学生となり、楽しみにされている事と思います。あわただしく日々が過ぎてゆくと思いますが、赤間小学校と吉武小学校に入学予定の皆様、春に内科健診にお邪魔する予定です。小学校で見かけて「知っとう！！」って叫ばれるの、イヤではありませんが、あまり大きすぎる声を出すとビックリするお友達がいるかもしれないので、ほどほどにお願い致します。

＜園医＞宮原小児科医院　宮原道生先生