教育改革の推進
健康管理
園医さんのワンポイントアドバイス
幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
園医さんのつぶやき 4月号(その119)【新入園の皆様、おめでとうございます!】
新入園の皆様、おめでとうございます。毎月「園医のつぶやき」をお便りさせて頂いております小児科医の宮原と申します。今流行中の病気や、医療に関係するニュースで迷う事柄などについてコメントしております。どうぞこれからよろしくお願い致します。この数年間、新型コロナウイルスの流行で生活面全般に何かと制約が多かったかと思います。園でも、まだコロナ前の状況に完全に戻れる状況ではなく、お互いに思いやりながら楽しい生活が送れる事を祈っております。
春先は例年ですと色々な感染症が流行するのですが、この2年はコロナ以外の感染症は少ない様です。それでも感染性胃腸炎、いわゆる嘔吐下痢にかかって来院される方やアデノウイルス感染症の方が若干おられます。ご注意下さい。
福岡県医師会のホームページに「県民の皆様」というコーナーがあります。そこをクリックすると、「県民の皆様」、「イベント情報」と続いてその下に「健康情報」がございます。そちらをクリックして頂きますと中央の上段に「インフルエンザ・感染症発生状況」があり、県内でどの病気が流行しているのかが一目でわかる表があります。また、県民の皆様に参考にして頂けるような、健康にまつわる動画もご用意しております。お時間ある際に閲覧して頂けますと幸いです。
新型コロナの流行がオミクロン株に変わった事とワクチン接種率が上がった事で、見かけ上、重症化率が目立たなくなりました。一方で第6波の感染者数は過去最高になったため、ワクチン未接種の方や持病をお持ちの方が感染した場合に中等症から重症になるケースが少し目立ちました。まん延防止等重点措置は解除されましたが、第6波のピークが過ぎただけで流行が終息したわけではありません。リバウンドも懸念されるところです。今後も十分気を付けてお過ごし下さい。
5~11歳の新型コロナワクチンも開始されました。生まれつきの病気を持って生活しているお子さんや、同居している方が抗がん剤や免疫抑制剤で治療されている真っただ中の家庭があります。外見上、他人にはわかりにくいけれど、ギリギリの状態で社会活動されている方とそれを支えている家族がおられます。その方々は「わら」にもすがる気持ちでワクチンを接種しています。色々なお考えがあるかと思いますが、そっと見守って下さいますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生