教育改革の推進

健康管理

園医さんのワンポイントアドバイス

幼稚園の園医さんによるワンポイントアドバイスをご紹介します。幼稚園園医 宮原小児科医院 宮原道生先生です。
園医さんのつぶやき5月号(その108)【感染症の流行状況について(続報)】
 
 皆様、新しいクラスに慣れてきたでしょうか?保護者の方々も新年度を迎えて、お仕事を含め慌ただしい毎日をお過ごしかと思われます。本当にお疲れ様です。

 さて、宗像市内はRSウイルスの流行が続いております。お子さんの場合は、鼻みず、咳で始まって、発熱し始めるパターンが多い様ですが、順番が入れ替わる事もあります。高熱が出ずにそのまま鼻みずと軽い咳くらいで終わる方も少なくありません。
 生まれたての生後0~4か月の赤ちゃんがいるお家は要注意です。細気管支炎や喘息様気管支炎など、息が苦しくなって入院しなければいけなくなる可能性が他の年代のお子さんよりも高くなります。もちろん、それ以上の年齢のお子さんたちも、鼻に鼻水が溜まったままになる状態の鼻副鼻腔炎や中耳炎を合併したり、刺激で咳込んだりするのが2~4週間程度続いたりする事がありますので、症状が続く際はかかりつけにご相談下さい。
 
 実は入院する方以外の1歳以上のお子さんにRSウイルス抗原検査の保険適応はありません。新型コロナウイルス感染を心配される方も少なくないので、各医療機関の裁量で検査するか否か決めています。急患センターでは私費(検査代金の実費をお支払い頂きます)扱いになりますのでご了承下さい。

 他には、今のところあまり多くはありませんが、お腹の調子が悪くなっているお子さんが少しおられます。気温が高くなりますと食材が傷みやすいので、食中毒の危険性が高くなります。カンピロバクターやサルモネラなど、卵や肉を調理される際にお気を付け願います。

 新型コロナウイルスの患者さんが福岡県内でも増加傾向です。スパイク蛋白であるS蛋白に変異が起こりますが、N501Y変異株で感染力が強く、重症化率が高い様ですので、特に大人の方は昨年よりも警戒感を高めた方が良いと思われます。また、ワクチン接種が済んだ方も感染しなくなるわけではなく、感染した際の重症化を軽減する効果しかありませんので、マスクをしないと知らないうちに他の人に感染させてしまう恐れが常にあります。
 ただし、感染力は高くなっても、今のところ小児は成人と比較して軽症ですむ傾向は変わらない様ですので、お子さんの生活に関しては過剰な心配をする必要はなさそうです。
 どうか、引き続き今後の動きにご注意願います。

 5月24日から4日間に分けて内科健診に伺います。背の伸び方や体重の増え方と両方のバランス、言葉やお話の仕方などをチェック致します。痛い事は一切致しませんので、どうぞよろしくお願い致します。
<園医>宮原小児科医院 宮原道生先生
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