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健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第四回『夏バテについて』
皆さんこんにちは!夏到来で暑い日が続き「バテ気味」になってはいませんか?夏休みも楽しく過ごせるように、今回のお話はそんな夏バテに良い成分を含めたお話ししましょう。

 まずは、7月7日は七夕ですね。皆さんはもう短冊に願い事は書きましたか?今月の給食には、皆さんのお願い事が叶うようにとお星様の形をしたお料理をいくつかご用意します!楽しみにして下さいね。そして意外と知られていないのですが、七夕の行事食は千年も前から素麺となっていました。節句には旬のものを食べ、邪気を払ったり無病息災を願ったりする風習がたくさんありますが、夏に美味しい素麺を食べるのもその一つ。食欲が落ちてしまうこの時期にピッタリで、よく天の川や織り姫の織り糸に見立てられることもあります。
 また、素麺と冷麦の違いをご存知でしょうか?どちらも小麦から作られる日本の代表的な乾麺です。昔ながらの手延べによるものと機械製麺とがあり、日本農林規格(JAS)の乾麺類の分類もそれぞれ太さで分けられています。手延べの場合、素麺は小麦粉を塩水でこねて、油を塗って細くよりながら引き延ばして乾燥させ、熟成させて作ります。麺の直径は1.3mm未満のものが素麺となります。冷麦は小麦粉を塩水でこね、麺棒などで薄く延ばして細く切り油を塗って更に延ばしたものが元々の作り方だったようですが、現在ではほとんどが機械製麺のようで、直径が1.3~1.7mmのものを言うようです。素麺も冷麦もツルツルっと頂けてサッパリします。皆さんも七夕には是非食べてみて下さいね。

 最後に、納豆やとろろ等の「ぬるぬる・ネバネバ」している成分は、胃酸から胃壁を守り、ほかの器官が正常に働けるよう助けてくれるとともに、次のような効果もあります。
①お肉やお魚・卵等のたんぱく質の消化・吸収を助けてくれるため、疲労回復につながる。
②胃腸の粘膜を守ってくれるため、お腹の調子を整えてくれる。
③ウィルスへの免疫が上がる。
④体の細胞を元気にする。
ネバネバ食材は夏バテ防止にもってこいのベストフードです!先ほどお話しした素麺にトマトや胡瓜、梅等の夏が旬のお野菜もトッピングして、ネバネバ食材をしっかり食べて暑い季節を乗り切りましょうね。

栄養士 花田
(2019年5月21日一部改訂)
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