教育改革の推進

健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第1回 『お弁当(その1)』
 こんにちは。栄養士の小池です。どうぞよろしくお願いします。

これから「食」について、あれこれ考えてみたいと思います。まず第1回目は「お弁当」についてです。
 これは、今年3月、年長児の最後のお弁当の日の出来事です。私はこの日も各教室を回る前に給食の準備をしていました。すると、そこに何度も何度も顔を出す男の子がいました。「今日も教室にきてくれるん?」と聞くので「もちろん行くよ」と答えました。
「今日は最後のお弁当の日なんだ。お母さんが僕のために心を込めてお弁当を作ってくれたの。キャラ弁なんかじゃないけど一生懸命作ってくれたんだ。」と言うのです。私はドキドキしました。年長児なのにすごい!きっとお母さんが朝から楽しそうにお弁当をつくっていたのでしょう。卵を焼くにおい、唐揚げを揚げる音、それに子どもとの会話。全てがお弁当に詰め込まれていたに違いありません。私が教室に行くと、その男の子は「ここ!ここ!」と手をふってくれました。「ほらね!キャラ弁じゃないけど」本当に嬉しそうな笑顔は今も忘れられません。
 今年はどんなお弁当に出会えるか、今からとても楽しみです。
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