教育改革の推進

健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第三回『歯と口の健康週間』
 皆さん、こんにちは!6月なり幼稚園での新生活にも慣れてきたでしょうか?今月6月6日は梅の日です。知っていましたか?由来は、天文14年(1545年)の6月6日(旧暦4月17日)、京都の賀茂神社例祭において神事の際、後奈良天皇に梅を献上したという故事にちなんで制定されました。
梅肉は、クエン酸・カルシウム・亜鉛などのミネラルが多く含まれた食品で、疲労防止・疲労回復・胃腸の不調・二日酔い・老化防止・肩こり・冷え症に効果があると言われています。献立に北海道産さんまを使って梅煮をご用意します。梅を食べてこれからやってくる暑い夏に備えましょう!
最後に『歯とお口の健康』についてお話します。早速ですが「ひみこのはがいーぜ」というキャッチフレーズを聞いたことはありますか?これは歯とお口にまつわる項目の頭文字をとったものです。
ひ・・・肥満予防
    よく噛んで食べると脳にある満腹中枢が働いて食べすぎを防げます。
み・・・味覚の発達
    よく噛んで味わうことにより食べ物の味がよくわかります。
こ・・・言葉の発音が良くなる
    よく噛むことにより、口周りの筋肉を使うため表情が豊かになります。
    口をしっかり開けて話すと綺麗な発音ができます。
の・・・脳の発達
    よく噛む運動は脳細胞の働きを活発にします。
    子供の知育を助け、高齢者は認知症の予防に役立ちます。
は・・・歯の病気予防
    よく噛むと唾液がたくさん出て口の中を綺麗にします。
    この唾液の働きが虫歯や歯周病を防ぎます。
が・・・がん予防
    唾液の中の酵素には発がん物質の発がん作用を消す働きがあります。
    よく噛んでがんを防ぎましょう。
い・・・胃腸の働きを促進
    よく噛むことで消化酵素がたくさん出て消化を助けます。
ぜ・・・全力投球
    力を入れて噛み締めたいとき、歯を食いしばることで力が湧きます。

毎年6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です。厚生労働省、文部科学省、
日本歯科医師会が実施しているもので、歯の衛生に関する正しい知識を国民に
対して発信するとともに、歯の病気を予防する習慣を身につける。
また早期発見・早期治療を徹底することで歯の寿命を延ばし、健康に過ごせる
ようにすることを目的として設定されました。
この他にも「噛ミング30」というフレーズもあり、同様の効果を期待して
「ひとくち30回以上噛む」ことを目標としています。歯とお口の健康は食育の基礎となります。皆さんもよく噛んで味わってしっかり食べましょうね!


栄養士 花田
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