教育改革の推進

健康管理

栄養士さんのワンポイントアドバイス

第2回 『好き嫌い①』
 ゴールデンウィークも終わり、子どもたちも大人も日々の生活のリズムが整ってきたのではないでしょうか?幼稚園の給食にも少しずつ慣れてきたころかもしれませんね。
 今日は子どもの食べ物の好き嫌いについて少し考えてみたいと思います。
 今までニコニコ笑顔で食べていたのに、急に大泣きをし始めた子どもがいます。落ち着いて聞いてみると原因は酢の物が口に合わなかったようです。酢の物を初めて食べたのか家庭の味と違っていたのかはわかりません。又、スープ皿をじっと見つめてビクともしない子どもがいます。こちらは嫌いなグリンピースがシチューに入っていただけで手をつけられなかったようです。「一粒だけ食べてみようね」と声をかけると、その他はきれいに食べてしまいました。芯のついているトウモロコシをフォークでつついている子どもは、粒々になったものしか見たことがなかったそうです。
 さて、皆さんのご家庭では子どもの嫌いな食べ物もきちんと皿に取り分けていますか?
「この子は食べないから」と最初から除いていませんか?食べた経験がないだけで、本当は好きだったり、周りの皆がおいしそうに食べているのを見て食べたくなったりするものです。ご家庭でも、声をかけながらいろいろな食べ物に挑戦してください。幼い頃に食べた経験は、今は食べられなくても後々になって必ず生きてきます。
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